定例記者会見(令和6年5月24日)
会見概要
【日時】令和6年5月24日(金曜日)14時00分
【場所】小美玉市役所本庁舎2階第2・第3会議室
【出席者】
参加報道機関:茨城新聞社、茨城放送、共同通信社、読売新聞
市:市長、副市長、教育長、市長公室長、秘書課長、各部署担当
【記録】秘書課
記者会見次第及び資料
小美玉市長定例記者会見次第及び資料(pdf 1.13 MB)
市長あいさつ
各報道各社の皆様におかれましては、大変お忙しい中、定例記者会見にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。
また市政運営につきましては、日頃より格別なるご支援・ご協力を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。
本日は、第2回定例会議案についての情報を発信させていただきます。
記事掲載につきましては特段のご配慮をいただきますよう、よろしくお願いします。
説明案件
令和6年第2回小美玉市議会定例会の提出議案について
- 専決処分の承認2件
- 条例の一部改正1件
- 補正予算2件
- 契約の締結2件
- 市道路線の認定・廃止2件
- 規約の変更1件
- 人事に関する案件12件
合計22件
令和6年度小美玉市一般会計補正予算(第2号)について
今回の補正予算は、定額減税減収補填特例交付金による地方特例交付金の増額のほか、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を財源活用する事業などを計上するものです。
補正前予算額 |
今回補正予算額 |
補正後予算額 |
24,372,019 |
35,952 |
24,407,971 |
補正(歳入)の主な内容
- 地方特例交付金【増額】 108,331千円
- 総務費国庫補助金【増額】 109,399千円
- 土木費国庫補助金【減額】 △74,100千円
- 総務費寄附金【増額】 8,072千円
補正(歳出)の主な内容
- 価格高騰重点給付金事業【増額】 109,399千円(社会福祉課)
エネルギー・食料品価格等の物価高騰の影響を受けやすい非課税世帯等に対し交付する、価格高騰重点支援給付金及び事務費を新規計上
・令和5年度から令和6年度にかけて、住民税の課税状況に変更が生じる以下の世帯に、1世帯当たり10万円を給付
1.所得割課税世帯から非課税世帯になる660世帯
2.所得割課税世帯から均等割のみ課税世帯になる310世帯
・上記の受給世帯のうち、子どもがいる150世帯を対象として、子ども1人当たり5万円を給付
- 小学校情報教育関係経費【増額】 21,933千円(教育指導課)
- 中学校情報教育関係経費【増額】 7,311千円(教育指導課)
児童生徒用タブレット端末の破損が著しく増加しているため、端末補償付保守委託料を増額計上
- 小学校施設管理費【増額】 12,562千円(教育企画課)
羽鳥小学校校舎増築工事の計画見直しにより、校舎改修工事及び実施設計、工事監理委託料の額変更を計上
- 社会教育総務事務費【減額】 △134,735千円(生涯学習課)
都市構造再編集中支援事業補助金の補助額決定に伴い、小川公民館解体工事等を次年度以降に実施とするため、事業費を減額計上
各行政区からの要望により、行政区集会施設整備費補助金を増額計上
質疑応答(要旨)
(1)議案に関する質疑
- 議案:工事請負契約の締結について(旧小川小学校解体工事・旧玉里北小学校解体工事)
記者:旧小川小学校、旧玉里北小学校について、それぞれ跡地利用というのはどうなっていますか。
担当:旧小川小学校については、旧小川小跡地周辺整備事業で、ひろばの整備を予定し
ています。旧玉里北小学校については、ひろばとして利用が見込まれます。
記者:学校跡地については、校舎を残してコミュニティで活用する場合も見られますが、そういった方針にはならなかったのでしょうか。
担当:公共施設建築物系個別施設計画において、解体という方針が示されていますので、そういった事案はありません。
- 補正予算:小学校施設管理費について(羽鳥小学校校舎増築工事関係)
記者:校舎の増築工事ですが、羽鳥小学校で児童数が増えて、教室が足りないというような理由での工事でしょうか。
担当:現在、羽鳥小学校では、空き教室がなく、面積が不足している状況です。
市長:羽鳥小学校は、教室が足りておらず、築年数も古いので、長寿命化を行っていく計画です。現在は、一部プレハブ校舎を利用していますが、そのプレハブを撤去し、校舎を増築いたします。
記者:児童数について、今後、いつぐらいまで、どれぐらい増えていくのかといったことや、どのくらい教室数を増やすのか等、具体的なことがわかれば教えてください。
担当:面積では1,070平米強、普通教室ベースで8クラス増築する予定です。
また、児童数の今後の見込みですが、今年度の入学児童が79名、その後の入学見込みは、令和7年度に81名、令和8年度に77名、令和9年度に58名、令和10年に64名、と減少する年度もありますが、令和11年度に71名、令和12年度に83名と再び増加していく見込みです。大きく減少していく見込はない状況となっております。
(2)その他に関する質疑
- 台湾との交流について
記者:先日、台湾新北市の視察団が小美玉市を訪れていましたが、所感はいかがでしょうか。また、インバウンドについて、投資や観光等につながる仕掛けづくりの考えがあれば教えてください。
副市長:5月8日に、新北市の旅館商業同業公会の役員約30名の皆様が、小美玉市へ訪問いただきました。
昨年、新北市を訪れての交流の中で、ぜひ小美玉市を訪れたいということで、実現いたしました。ゴルフ場・グランピング施設等の見学や、創作和太鼓集団みのり太鼓の演奏、やすらぎの里での茶道や機織体験等、とても感動したと仰っていただきました。
インバウンドにつきましても、サイクリングや日本文化等、体験型観光という形で滞在していただければと考えております。
また、今年の10月には、市長と議長が台湾新北市にある淡水區へ訪問し、様々な交流を目的に、友好交流覚書(MOU)を結ぶ予定です。
- 美野里中学校昇降口の事故について
記者:4月17日に、美野里中学校の昇降口に車が突っ込んだ事故について、普段は敷地内への車の出入りは認めておらず、保護者による送迎については、体育館近くの空きスペースで乗り降りしていると伺っています。当時、校門で校長先生が登校見守りもしていたということですが、この事故を起こした車が、なぜ中学校の敷地に入ったかという経緯は確認されましたか。
担当:車の中に生徒が乗車していたことが確認できたため、乗り入れを許可したという経緯です。送迎時は、外の砂利のところで乗降するようにしていますが、中まで乗り入れてくる保護者さんもいらっしゃいます。
記者:特に理由がなくても敷地内へ入れるのでしょうか。
担当:朝の登校時に関しては、怪我をしている生徒等が通学する場合もありますので、この事故の日までは、車に生徒が乗車している場合には、乗り入れをしていることがありました。
記者:今回、当事者の方が理由を告げて許可されて入ったわけではないのですか。
担当:はい。理由を告げたわけではありません。
記者:今回の事故を受けて、美野里中学校だけではなく、市内の小中学校・義務教育学校で、車の乗り入れについて何か改めたことはありましたか。
担当:まず美野里中学校では、許可証を発行する仕組みとし、車と登校してくる自転車や歩行者をカラーコーン等で分離する形としました。職員駐車場が中にあるため、職員は許可証なしで入れます。他の学校に関しては、もともと保護者送迎の場合の降車場が指定されていますので、その徹底を図っています。
記者:他の小中学校・義務教育学校では、やはり同じように、学校の敷地内には入れないようになっているのですか。
担当:学校の構造上、入れるところもあります。ただその場合、登校する児童生徒と車が分離できるような仕組みになっています。
記者:今回の事故を受けて、美野里中学校だけではなく他の小中学校・義務教育学校でも、保護者に対して学校内での通行の安全について、改めて注意喚起等はありましたか。
担当:美野里中学校では注意喚起を行いました。他の学校に関しましては、今まで問題が起きていないため、そのままになっています。
記者:美野里中学校の昇降口は、まだべニア貼り(応急処置)になっていますが、今後の修理予定と、事故当事者側との示談交渉は済んでいますか。
担当:事故の当事者は車の保険に加入しており、保険会社との協議をしているところですが、現在も保険対応ができるかどうかの回答がない状況です。安全確保の観点から早期復旧を行うため、今回、昇降口復旧費用として214万5千円の補正予算を計上しております。