いばらき県央地域連携中枢都市圏の取組について
いばらき県央地域連携中枢都市圏の形成に向けた取組について
小美玉市、水戸市、笠間市、ひたちなか市、那珂市、茨城町、大洗町、城里町及び東海村から成る県央地域9市町村は、2008(平成20)年1月に県央地域首長懇話会を設置し、相互に連携して地域全体の活性化に取り組んできました。2016(平成28)年度には、茨城県央地域定住自立圏の形成に関する協定を締結し、医療、福祉、観光、地域公共交通など、様々な分野における広域連携事業を推進してきました。
このような中、水戸市が2020(令和2)年4月に県内初の中核市に移行したことに伴い、圏域全体のさらなる発展のため、より広範な分野での連携が可能となる 「連携中枢都市圏」 の形成を目指すことについて、県央地域9市町村が合意し、令和4年2月に「いばらき県央地域連携中枢都市圏」を形成しました。
【連携中枢都市】水戸市
【連携市町村】小美玉市、笠間市、ひたちなか市、那珂市、茨城町、大洗町、城里町、東海村
(5市3町1村、計9市町村)
連携中枢都市圏構想とは
人口減少・少子高齢社会にあっても、地域を活性化し経済を持続可能なものとし、国民が安心して快適な暮らしを営んでいけるようにするために、地域において、相当の規模と中核性を備える圏域の中心都市が近隣の市町村と連携し、コンパクト化とネットワーク化により「経済成長のけん引」、「高次都市機能の集積・強化」及び「生活関連機能サービスの向上」を行うことにより、定住自立圏構想の目的とされる地方圏への人の流れの創出に加え、一定の圏域人口を有し活力ある社会経済の維持についても目的とし、施策を展開していくための制度です。
連携中枢都市宣言
圏域の中心都市(連携中枢都市)が、近隣の市町村(連携市町村)との連携に基づいて、圏域全体の将来像を描き、圏域全体の経済をけん引し、圏域の住民全体の暮らしを支えるという役割を担う意思を有すること等を明らかにするため、「連携中枢都市宣言書」を作成し、公表するものです。2021(令和3)年11月15日の第37回県央地域首長懇話会において、連携する8市町村長と協議の上、水戸市が「連携中枢都市宣言」を作成し、公表しました。
連携中枢都市宣言書(pdf 384 KB)
連携協約の締結
連携協約は、連携中枢都市と連携市町村が基本方針や連携する取組(事業)等の事項を定めた協約について、議会の議決を経た上で1対1で締結します。水戸市及び連携する8市町村では、それぞれの議会において連携協約の締結に関する議案が議決され、令和4年2月21日にいばらき県央地域連携中枢都市圏連携協約締結式を開催し、連携協約を締結しました。
小美玉市と水戸市との間における連携中枢都市圏の形成に関する連携協約書(pdf 988 KB)
連携中枢都市圏ビジョンの策定
「連携中枢都市圏ビジョン」は圏域の中長期的な将来像や、推進する具体的取組などを記載し、民間や地域の関係者を構成員とする連携中枢都市圏ビジョン懇談会における検討を経て策定します。県央地域首長懇話会では連携する9市町村での協議及びビジョン懇談会での検討及び意見公募手続などを経て、令和4年2月21日に「いばらき県央地域連携中枢都市圏ビジョン」を策定しました。
時期 | 内容 |
令和2年4月 | 〇水戸市が中核市に移行 ・連携中枢都市としての要件を満たす |
令和3年2月 | 〇県央地域首長懇話会 ・連携中枢都市圏の形成を目指していくことについての合意 |
2月~11月 | 〇県央地域首長懇話会 〇連携中枢都市圏ビジョン懇談会 ・連携中枢都市圏形成に向けた協議等 |
11月 | 〇連携中枢都市宣言(水戸市) |
12月 | 〇各市町村議会に議案提案 ・連携中枢都市圏の形成に関する連携協約の締結について |
令和4年1月 | 〇連携中枢都市圏ビジョン(素案)に係る意見公募 |
2月 | 〇県央地域首長懇話会 〇連携中枢都市圏の形成に係る連携協約の締結(水戸市と各市町村) 〇連携中枢都市圏ビジョンの策定 |
3月 | 〇連携中枢都市圏ビジョンに基づく事業の予算について、各市町村議会に議案提案 |
4月 | 〇連携中枢都市圏ビジョンに基づく施策の展開 |