演劇ファミリーMyuオリジナルミュージカル『わが家のてんぷら』
公演の様子
あらすじ
うらやましがることはない。それぞれの家族には、それぞれの幸せがあるー。
アッコは小学校5年生の女の子。一家8人の大家族です。ある日、自分の家が嫌になって家出をします。
アッコの親友の美咲は、お金に不自由のない暮らしをしながらも、
父が単身赴任で家族が離れて生活する日が続いています。
アッコと何かとぶつかる愛美は、昼も夜も仕事に勤しむシングルマザーの母へのある思いを抱えています。
アッコの家出が、美咲や愛美の家族、街の人たちを巻き込むことに…。
気づき。友情。親心。きっとどこかで共感でき、あなたの心をほんのりやさしく包み込む、
あったかホームドラマです。
公演概要
期日
令和3年3月27日(土曜日)14:00開演
令和3年3月28日(日曜日)14:00開演
会場
四季文化館みの~れ 森のホール
ごあいさつ
館長 山口茂德
本日は、「わが家の天ぷら」公演にご来場頂き誠にありがとうございます。
Myuは、開館以来幾多の経験と困難を乗り越え、自前で創作できる環境まで成長され、今日を迎えております。今時、コロナ禍の1年間集まることや稽古もできな日々を送りながら、やるべきか、やめるべきかの葛藤を続けながら、
リモートによる稽古を43名で組み立て舞台に立てる日を一人ひとりが思い描き努力してきました。
やっと今月に入って舞台稽古が始まり、細心の注意をはらいながら作品創りに取り組み、公演の運びとなりました。劇団員が力を合わせて、脚本・演出・舞台監督・舞台美術・衣装を手掛け、さらに、音響・照明の操作を担い、
また、多くのサポート体制を築きながら2日間の公演の運びとなりました。
今、新しい生活様式が求められ、手洗い・マスクの着用・ソーシャルディスタンス・換気等を行いながら生活環境が必須となりました。本日も、お互いが安心できる安全な環境を提供すべく体制をとりつつ、まだまだ厳しい時節ですが、
幸せな家族のありかたを思い浮かべながら楽しんで頂ければ幸いです。
どうすればよりよく生きられるか、自分らしく生きられるか、みんなが良いかをそれぞれが考え、より多くの幸福を求めていきましょう。
どうぞ最後までごゆっくりとご覧ください。
みの~れ住民劇団「演劇ファミリーMyu」代表 柴山真理子
本日はご来場頂き、誠にありがとうございます。
Myuの歩みは、平成14年11月みの~れこけら落とし公演「田んぼの神様」から始まりました。その後、多くの方々のご指導ご支援を頂き、現在ではオリジナル作品を上演できるまでに成長しました。
今回このような状況の中で、様々な対策をとりながら、一人ひとりが”今”やるべきこと、できることを考え前に進んできました。初演メンバーからの支えもありました。
舞台創りは、お互いを理解・尊重することから始まり、仲間と協力し築き上げていき、喜びを分かち合います。これからは、人が人間らしく生きるために必要な活動と同じではないでしょうか。
Myuではたくさんの方々に舞台の楽しさを体験していただけるよう、年2回ワークショップを開催しています。また今回の公演でもアンサンブル枠を設け、多くの方々が様々な形で舞台に立てるよう参加しやすい環境づくりを
心がけています。これからもMyuが出会いの架け橋となり、人々の自己表現の場、コミュニケーションを高める場、夢をかなえる場として輝き続け、地域住民の皆さまと共に歩んでいきたいと思っております。
最後に、公演にあたり多大なご支援、ご協力を頂きました関係者の皆さまにはこころからお礼を申し上げます。
演出監修築内雅明
家族への応援歌
「うらやましがることはない。それぞれの家族には、それぞれの幸せがあるー。」
大切なのは、どれが幸せであるかではなく、どれもが幸せであることに気づくこと、これがこの舞台のメッセージである。
今回、「わが家の天ぷら」を再演するにあたって、私が最初に動いたのは、14年前の初演のメンバーを招集することだった。
何もかもが手探りではあったが充実した日々を共有した初演メンバーが、今度は次のチームを支え、再演メンバーはそれを間近で感じることで、
演劇ファミリーMyuという家族を次の世代の家族へ繋いでいく。この舞台には不可欠な通り道であり、私がアドバイスする何倍もの効果があると感じたからである。
おかげで再演ではあるが、新型コロナウイルス感染症の脅威と制約のなかにあっても新たに曲や振り付けを付け加えたり、リモートでの稽古やほとんどの役をダブルキャストで構成するなど、
いまできる最善を尽くして我々は前進することができた。
ご覧いただいたあと、皆様の心が揚げたての天ぷらのようにカラッと晴れたら幸いである。
スタッフ
脚本:演劇ファミリーMyu
演出:演劇ファミリーMyu
演出監修:築内雅明
作曲:流しのてっちゃん「幸せの衣」、畠井伸子「三人の母」
音楽:畠井伸子、ジョン中山
挿入歌提供:うたうたいりりぃ「みそしるの唄」
振付:橋本幸治、廣木葵
音響・照明・舞台:株式会社ジャスト
舞台美術・道具:廣木たみ子、岡田勇太、古俣和雄、遠藤雅樹、保護者の皆さん
舞台技術支援:阿部喜一
舞台進行:原田啓司、岡田勇太
歌唱指導:柴山真理子
ダンス指導:下田あすか、武石春空、君羅友那
照明操作:君羅佳那
照明フォロー:島田由子、赤上惠
音響操作:中村智清
宣伝美術:月魚ひろこ(イラスト)、原田啓司(デザイン)
映像記録・編集:細谷光央
広報:中本正樹、郡司千尋、門倉栞、国分美空
制作部:柴山真理子、小池伸二、菊地理恵子、永井千穂
プロデューサー:原田啓司
助成:公益財団法人いばらき文化振興財団
ボランティア協力:みの~れ支援隊
協力:株式会社ジャスト
Special Thanks:
青柳自動車整備工場さま、青山建設株式会社さま、ええもん8さま
狩谷工務店さま、羅新聞店さま・御菓子司七福さま、スリランカカレーラサイさま
株式会社チャミラ工業さま、有限会社テクノプランさま、仲屋石油店さま、
ファースト・イニシアチブさま、プレイグループ水戸校さま、(有)マツカワ設備工業さま
ミスタータイヤマンしばやまさま、山田建築さま